初期研修医の記録

twitterではふざけたことしか言わないので、真面目な方の話。

研修の心構え

 

114回医師国家試験が終わりました。

受験生の皆さん、お疲れ様です。

これからはiPhoneのスクリーンタイムを見て「俺はなんでこんな無駄な時間を...」と罪悪感に苛まされることもなくなります。

好きなだけYouTubeTwitterAmaプラをみていいぞ!

 

 

 

皆さん卒業旅行とかに行かれ始めてる時期だとは思いますが、特に予定ない君に送る研修への心構えです。

というか自戒を込めた反省です。

教科書とか勉強とか、そういったものは散々先人がやり尽くしているのでそれ以外の諸々を。

 

 

 

 

人として真っ当に

 

 

真っ当に医者やるって結構難しいです。患者さんやスタッフに優しく、医学知識も備え、手技は素早い、オーダー漏れはなく、トラブル対応も完璧....

 

 

 

 

 

無理です。

上級医でさえどっかしら穴はあるのに新人の僕らがそれを求めるのは無理があります。

 

 

医学知識やら手技、そんなものの完璧性は僕らには求められていません。

ならば僕らはまず1人の、新人の人間として礼儀正しさや元気さ、従順さを持ち合わせる必要があります。そしてそれを「自分やってますよ〜」とアピールする必要があります。社会はあなたの内面に興味などありません。見えないものはないのと同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのためのTipsをご紹介しましょう。

 

1.挨拶は叫ぶ

叫ぶぐらいでちょうどいいんじゃないかと思います。「うちはこういう感じの空気じゃないし...」とか「タイミングが..」とかは無視して叫びましょう。そのうちいい感じに収束します。

 

 

2.時間は守る

医者やってて得するな〜って思うのは時間を守るだけでレア物扱いされる事です。人間相手、しかも常に不測の事態が起こりえる職業、時間を守ることが不可能な場面が多々あります。

オーダーの締め切りとか、ICとか、なるべく守る、守ろうとする努力を見せましょう。

 

3.ビビらない

医療業界は基本機嫌が悪い人が多いです。上級医に報告しなきゃな〜とか、看護師さんに頼まなきゃな〜っていう時でも、「今タイミング悪そうだしちょっと待つか」は無意味です。

申し訳なさそうに「あの〜😢」とかいうのもやめた方がいいです。イラついてる時に変にビクビクされると余計苛つくのが人間のサガです。

 

患者さんに対しても同様です。高圧的な人、医者が嫌いな人、あきらかにヤバそうな人、いろんな人がいます。

そういった人に対してもコミュニケーションを取り、必要な処置をし、...とやるべきことは変わりません。

変にビビると更なるディスコミュニケーションを招いたり、採血で失敗したり、そしてさらに萎縮する...とデススパイラルに落ち込みがちです。失敗する時も堂々と失敗することです。

 

 

4.成長をみせる

いくら準備し気をつけていても失敗は多々あります。

2年間職場でのモラトリアムを与えられている僕らにはある程度、命に関わらない範囲では失敗する余裕が持たされています。

その時はしゃーないと切り替え、以後気をつけまーすという姿勢をみせることが大事です。

 

 

 

 

 

とりあえずはこんなところです。他にも思いつくことは多々あるのですが....

あんまり色々書くと「コイツ研修始めたての時はどんだけヤバイ奴だったんだ?🤔」と思われそうなので。

 

 

 

 

いや今でもヤバレジだとは思います。

ただ、ヤバレジでもいいですが「ヤバ人間」にはならないようにする事です。

 

 

35歳の医師

 

 

すげーどうでもいいんですけど、35歳の医師ってどう思います?

ペーペー?若手?ベテラン?

僕ぐらいのひとにとってはちょうど指導医がこの層が多いんじゃないかなーと思います。

 

 

世代によって最適な生存戦略は違います。

年金、保険、これからの見通し...

僕らとは10年生きる時代が違います。

もっと上の世代からしたら一括りでしょうけど....

 

上の世代で通用した最適戦略が僕らにも通用するとは限りません。よく教授クラスが

『学位は取らなきゃ〜』

みたいな事をさも当たり前のように言いますが、別に悪意があるわけではなく、それは彼らの最適です。

 

 

彼らの時代には、そもそも医師になる人間は金があり、大学でキャリアを積んでいくことに希望が持て、保険制度は危ないけれど自分たちが生きているうちに崩壊することはないと思えたのでしょう。

 

僕らは違います。患者の絶対数も20年後には減るだろうし、大学に金が無いことはわかり切っている、保険制度だって保つのかわからない。色んな人が医者になり、そもそも安定して稼げる職が他に思いつかないから医師になった人だって多いでしょう。僕がそうです。

学位、専門医、そもそも医者として働く事...10年世代が違えば戦略はガラッと変わります。

もちろんスキルを磨くことはどの立場でも重要でしょうが、医学、医療だけに専念!が正義の時代は僕らの途中で終わってしまうんじゃないかなと思います。

 

僕が10歳年上だったなら専門医取って勤務医やって...で逃げ切れたかもしれません。

指導医クラスが勧める『真っ当な生き方』はこれでしょう。

 

 

 

 

印象論だけの記事ですけど、どこまでの世代が勤務医一本で逃げ切れるかが分からないから仕方がない。専門医とってその先...のキャリアパスなんてまだ誰も知らないのだから。

1ヶ月

 

お久しぶりです。1ヶ月ぶりに記事を書きます。

ブログタイトル変更。

院内で過ごしていると、どうしても話題が患者さんに関わる事ばかりになってしまい、記事に書き易い事がなかなかありません。

 

 

 

 

無事医者になって1ヶ月が経とうとしています。

新しい環境、新しい人間関係、新しい業務、新しい電カル....

新しい電カルが一番ストレスかもしれない。あと看護師さんに業務頼む時。「申し訳ね〜」って思いでいっぱいになる。

 

 

 

新社会人というだけでもメンタルぶっ壊れ安いのに、医師はいきなり会社の部長からスタートするようなもんです。

(こういうこと書くと怒られそうだけど、責任の所在や指揮系統的には上流になるので)

僕は先週早速風邪引きました。

 

 

 

病棟業務も始まり、持ち患も10程度いるので日々忙しく過ごしています。午前に回診、病棟業務をこなし、午後各種検査、処方や書類などをこなしているとあっという間に18時になってしまいます。そこから各種発表や夜の回診など...そもそも医師の業務って定時に終わるようにできていません。(会の開始が1830ってどういう事だ?)

 

そういう思いもありますが 、「なんの業務もマトモにできない僕ごときが思ってはいけない...」と己を抑圧する日々です。

 

 

 

 

資格上?病棟ルール上?医師でないとできない業務って意外とあるので、「僕自身」が必要とされている、というより「医師免許を持った存在なら何でもいい」という点で仕事が降って来ます。

絶対他の先生に頼んだ方が業務がスムーズなのに僕というクッションを挟む必要がある。ゴミが挟まってすみません......

 

 

 

 

この1ヶ月は病院以外なんの思い出もありませんが、徐々に余裕も出て来たので興味持って勉強した内容や参加したイベントなどについてブログ書いていきたいと思います。

 

とりあえずGWは大体お休み頂けたので楽しもうと思います!

 

フィクション②

 

 

「結局、私を捨てるってこと?」

 

 

引っ越しを間近に控え、幾分スッキリした大学時代を過ごしたアパート。思い出のマグカップも、もはやアラサーといってもいい年齢の男女が身につけるには幼すぎるペアネックレスも、ダンボールやゴミ袋に押し込められ次に陽の光を浴びる日が来るのを待っている。

 

 

いや、そういうわけではないんだ。ただ、これから激務になる僕と付き合っていくのは難しいだろう。君の若い時間を無駄にさせたくないんだ。これがお互いのためになると思ってさ。

 

 

「そう言って距離を置いて、復縁できることなんてあるの?国家試験に受かった程度で調子に乗ってるんじゃないの?言っとくけど、私のおじいちゃんの弟もお医者さんだったのよ!」

 

 

知った事じゃない。君の親戚にいくら同業がいようが僕らのことには関係ないだろう。というかおじいちゃんの弟ってなんだ。大叔父か?

 

 

 

 

「あなたがこれから出会う人間なんて、誰もあなた自身のことなんて評価してくれないのよ。あなたの持っている資格や、お金に興味があるだけ。まだ何もない学生時代から付き合っていた私だけが、あなたの本当の魅力に気付いてるの。それなのに...」

 

 

僕の白けた態度を見て作戦を「ガンガンいこうぜ」から「泣き落とし」に変更したらしい。以降は泣きながら思い出を語る彼女と一緒に感極まったフリをすることに終始した。

 

 

 

 

1人で帰りながら彼女の言葉を反芻する。

これから出会う女性は僕自身を評価しない、確かにそうだ。

でも学生時代から付き合っていたからって人間性だけを評価するなんてありえるのか?頭が優れていれば将来的に偉くなりそう、顔が良ければかわいい子供を成せそう...株を底値で買うか天井で掴むかの違いでしかない。

 

株と違って人間関係は売り抜けができない。掛け捨てだ。

掛け捨てになってしまった僕らの関係は、嫌な後味だけを残して終わっていく。

 

 

フィクション

 

 

 

「それで、君は人が、世間が羨むような資格を手に入れたわけだ。どうだい?いい気分かい?」

と、小学校からの唯一の友であるYはたずねる。

 

わからないと私は言った。結局医師免許を得たところでスタート地点に過ぎないし、むしろここからが本番だと。

 

 

そう伝えるとYは笑いながらiQOSを手に取った。ああ、君は煙草の煙がだめなんだっけ。でもコレは水蒸気だからさ、とこちらを気遣いつつも自分の欲求を通してくる。

構わないよ、副流煙でやられるほどヤワな肺じゃないと嘘医学を披露すると、Yは昔ながらの紙巻よりも幾分小さい筒を口にくわえた。

ダメだ、皮肉が通じていない。

 

 

「煙は出ないけど焼き芋臭くなるかもね、iQOSは。」

それならおさつスティックにでも火をつければいいのだ。その方が健康にいいだろうし、カリカリになっておいしい。

するとYは、そういう下らない思いつきの吐き出し先がインターネットなんだな、と煙の代わりに悪口を吐き出した。

 

 

 

 

「いや別に構わないんだ。公衆の面前で叫ぼうが、心のうちに秘めようが、君がそういう人間であることに変わりはないんだ。肩書きや身分が変わろうが君という人間の根幹は同じさ。

さっきも聞いたろ?免許を得てどう変わったかって。わからない、と言ったよな。あれは君が大学に受かった時と全く一緒だ。君は高校生の時には“知性の保証“を求めていた。いくら成績が良くっても、医大に受からなければ何の意味も無いと。高校生の時は、医学生になれば幸せになれる、そう言っていたんだ。でもいざ受かると、ここはまだスタートライン、医師になることで、次のステップでようやく満足できると。

 

君は今また同じことを言ったのさ。次は何だい?医者の次は何になったら満足するんだい?」

 

 

iQOSが燃え尽きる。長年パーラメントを喫っていたYにはもの足りないのだろう、2本目をセットした。

 

「君は自己評価が低い。いつも不満げだ。もちろんその不満こそが君の向上心に繋がっているのだろうけれど、その様子を側で見てるこっちとしては堪ったもんじゃないよ。君は自分が持っているものを大したことないと蔑むことで心の釣り合いを取っているんだろうけれど、過度の自虐はイヤミにしかならない。適度なプライドと自尊心は持たなきゃダメさ。」

 

 

 

そういうものかな、と一応は納得した体を取る。コーヒーを彼の言葉と共に飲みこんだ。

人生を進める

 

一応この欄に勉強内容を書くのが常だったので書くわ。

・レジデントの鉄則の値段を調べた。

・レジデントノートの表紙を眺めた。

・120冊レビューを見て何買おっかな〜ってした。

以上。

意識高くないので。

 

 

 

 

国試が終わって約20日。ようやく『勉強しない』事に慣れました。

国試前は時間感覚がバグっていたので、朝起きても

 

「こっから勉強会行ってQBやったら夜で...もう一日終わりだ...」

みたいに思っていました。そのせいか1日が長い長い。

 

 

 

僕は割と引きこもり体質なので毎日必ず外に出て何かしらのイベントをこなす事にしています。ニトリ行って家具の値段調べたり、電気屋の見積もり出したり....

昨日はコンビニに行って牛乳買いました。

 

 

やっと次の家も一応決まったので人生を進めることができます。ネットの移転手続きだったり家電を買ったりとか。3月になったので健康診断もいける。たしか医師免許申請1ヶ月以内だったので。

 

 

あと18日で合格発表か〜

今の期間はすごくモラトリアムって感じがします。するべきことは一応あるんだけど急ぐ必要はない...みたいな。

人間過度の自由を与えられても上手く使えないね!

 

 

思考能力が落ちたのか文章がとっ散らかっている気がします。リハビリも兼ねてちょいちょいブログは更新しようかな。ネタも無いけど。